通常のヘッドライドバルブへの電力供給は車体側バルブ接続コネクターより55W(+-)が室内スイッチと連動し供給されます。
H.I.Dは標準の55W以下の消費電力(35w、50w)ですので、バッテリーから電源を取ることなく配線可能です。
尚、当社製品は万一の事故で車体側に影響が出ないよう逆流防止回路が装備されております。
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■点灯しない
■ヘッドライト点灯時、「チカチカ、パチパチ」して安定点灯しない。
もしくは、何度か繰り返すと安定点灯し使用できる。
これらは車体側から供給される各電装品への電力供給により、初期点灯に大きな電力を要するバラストに対して必要電力が供給不足となるためです。
その動作を繰り返す事でバルブ自体が温まり、バラストに蓄電されたものと併せて点灯する場合もあります。
このケースでもっとも多い車体側の原因は次の理由です。
・バッテリーが劣化している。
・電装装備品が多い
■ヒューズが切れる
ヒューズのアンペアを高いものに変更することを推奨します。
ヒューズが切れてしまう場合、一般的にH.I.D装着時はヒューズを規定のアンペアのものに対して15Aのヒューズに差し替えていただく事で改善されます。
初期点灯に掛かる負担を考えてのアンペアアップです。
※上記症状は「車体側供給電力不足」が起因しておりますので「リレー」を介してバッテリーから電源供給をバックアップする事で改善されます。(上右図参照)
さらに15Aのヒューズに交換いただければ安心です。
※いずれも初期点灯負担の改善ですので点灯後の消費電力は純正の55W以下となります。 |
H4(Hi/Low切替式)製品の配線は下図の通りです。
車体側の切替信号をコントローラーユニットが識別し、バルブ本体台座部分に収納されている電磁コイルが灯管を上下に稼動させ、Lowビーム、Hiビームの配光点に適時移動する方式です。
これは、多くのメーカーが採用されている「ソレノイド」という方式で、もっとも長期使用に耐久するシステムです。
さらに当社製品はEU基準の2000時間のライフタイムに対応するソレノイド構造となっております。
一部粗悪品は、電磁コイルなどの巻き量や干渉により、突然切替不能になる製品もございます。
Tバー式構造(ワイヤー牽引式)はソレノイド式よりも、切替不能になりやすい構造でもあり、当社では採用しておりません。
また、最近増えておりますW灯管方式のバルブは2本の灯管が発光時干渉して確実な配光が出ない結果もございます。
当社35wはもちろん、熱温度で支障の出やすい50w製品の切替システムは構造を同じにして耐久で誤差の出ないようソレノイドの仕様を改良しています。
したがって、50wでも35w同様のライフタイムが実現されている数少ない製品の一つです。 |
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